未来の業績を左右する「経営テーマ設定」のコツ

株式会社のびしろ経営

経営相談を受けていると、
「何から手を付けたら良いかわからない」
という社長の声を聞くことがあります
実はこの状態の多くは、”経営テーマが設定されていないこと”が根本原因です
なんとなく売上アップ、なんとなく組織づくり…
広く曖昧なまま走り出してしまうと、社内では優先順位が混乱し、
社長自身も毎月の業務に追われるだけの状態になります
経営テーマがある会社は「勝ち筋」が見える
経営テーマとは、一年間会社として最も集中するべき方向性のこと
たとえば、
・利益率改善
・採用強化
・顧客層の入れ替え
・新規事業の立ち上げ
など、会社の成長ステージによって変わります
このテーマを明確にしておくと、社内の意思決動線が一本に揃い、
どの仕事を優先すべきかが一気に明確になります
逆に、テーマが曖昧な会社ほど
「それもやりたい、これもやりたい」
とやることが増え続け、どれも中途半端になりがちです
経営テーマは「課題」ではなく「方向性」で決める
経営計画の相談をしていると、「課題からテーマを選ぼうとして迷う」というケースをよく見ます
課題はどれだけ棚卸ししても増える一方なので、そこからテーマを拾うと迷走しやすいのです
ではどうするか?ポイントは、
“5年後どんな会社でありたいか”
という方向性から逆算してテーマを決めること
たとえば、
・5年後に売上3億、粗利50%を目指したい
→今年は「利益体質づくり」がテーマ
・5年後に社長の稼働を半分にしたい
→今年は「仕組み化の基盤づくり」がテーマ
・5年後に離職率を半減させたい
→今年は「評価制度と育成の強化」がテーマ
方向性があると、今年やるべき1点が自然に浮き上がります
経営テーマは「1年につき1つ」で十分
欲張ってテーマを複数設定する会社もありますが、テーマが増えた瞬間に、現場の優先順位は崩れます
特に中小企業はリソースが限られているため、1つに絞ることが最大の成果を生む近道です
テーマを1つに絞ると、
・社内の意思決定が速くなる
・社長がやるべき仕事が明確になる
・毎月の行動計画が作りやすい
というメリットがあります
テーマは一点集中こそ最強です
今からできる小さな一歩
もしまだ今年の経営テーマが曖昧であれば、
次の問いを紙に書き出してみてください
「5年後、どう変わっていたら一番うれしいか?」
書き出した未来の姿から、
今年、最も効果の大きい一つを選んでください
その1点が、これから一年の“勝ち筋”になります

