中小企業・スタートアップ企業にお伝えしたいこと(事業運営編)

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株式会社のびしろ経営

2025年になり、1月から新規支援先の募集を行っています。

最初に無料の個別相談を行い、契約をするのですが・・・。

一定数の社長から、厳しい経営状態であることを聞くことがあります。

中には、いまの経営状態では当社の費用負担が重く、ご契約できないこともありました。

正直、半年、1年前にお会いしていたらお力になれたかもしれないと思うことが多いです。

長年、経営支援をやってきた中で、経営者がつまずくパターンというのがあります。

前回に引き続き、そのパターンをご紹介します。

ぜひ、チェックしていただき、改善に取り組んでほしいと思います。

事業運営に困るパターン

借入などにより、当面の資金繰りについて安心な状態であっても気づかないうちにドボンポイントにはまりはじめている社長もいます。

・借入で当面の資金が確保できても、収益性が低く事業リスクに気づいていない

このケースも結構見かけるパターンです。

チェックポイントは、売上が拡大しているのに資金残高を見ると増えていないか、減っている状態です。社長は次の借入による資金調達のことを、売上と同様に求めます。

この場合、社長の売上をつくるための仕事がパンパンで、売上以外のことに目が向かないことが多いです。そのときは資金的にも余裕があるので、ゆでがえるのように気づかないうちに事業が弱くなっていきます。

・事業拡大しはじめてスタッフを雇うときにもドボンポイントがあります

従業員を頭数で考えている社長は要注意です。

チェックポイントは、スタッフを雇ったのに自分の仕事が減らない。むしろ増えている。

こんな状態にはなっていませんか?

社員の能力が足らない、社員が成長しない、社員の自主性がない。

スタッフは増えているのに、社長が朝から晩まで働く生活が続いている。

この場合、どこかのタイミングで業績が頭打ちになるか、スタッフの離職と採用を繰り返し、そのうち組織崩壊を起こします。

前回の財務のドボンポイントに引き続き、今回は事業面でのドボンポイントについてお話ししました。

事業面の課題が現実のものになった場合には、改善するのに1、2年以上はかかります。

もしかしたらっと思われる方は、課題と向き合う機会にしていただければと思います。

また、ご不安であれば当社にご相談いただければと思います。