社長の右腕をどう育てる?任せ方の第一歩

株式会社のびしろ経営

社長の右腕を育てたい
そう考えていても、「「どこまで任せるか?」が曖昧なままでは、部下はいつまでたっても右腕には育ちません
よくある失敗は、
・任せたい気持ちはある
・でも不安だから細かく口を出してしまう
・結果として任せきれていない
というパターンです
右腕が育たないのではなく、育つ環境が用意されていないことが多いのです
任せる前に、”3つの境界線”を決める
右腕育成において重要なのは、
「どこまでをその人に任せるか」を言語化しておくことです
特に、次の3つを明確にしておくと、任せやすく、任された側も動きやすくなります
①決めていい範囲
例:見積もり10万円以内の案件は本人判断で決めてもよい
②相談すべき範囲
例:判断に迷ったとき、初めての取引先の時は相談する
③報告のタイミング
例:毎週の定例で進捗を報告する
この3点が曖昧なままだと、
社長は「任せたつもり」、部下は「どこまでやっていいのかわからない」
というズレが生まれます
任せる範囲を言語化するだけで、任せる不安の半分は解消されます
任せるときは”最初の1回”は一緒にやる
右腕育成で特におすすめしたいのが、最初の1回は必ず一緒にやるということです
・自分ならどう考えるか?
・どうやって情報を集めるか?
・どこを重視して判断しているか?
社長の思考プロセスを共有しながら一緒に進めます
これをやるだけで、部下の判断の制度が大きく変わります
右腕に必要なのは「社長の思考の再現性」
その一歩目として、最初の1回は非常に価値があります
”任せた後”こそ育つ時間になる
任せるまでは社長が主導で進みますが、大切なのはそのあとです
・上手くいった点
・工夫した点
・想定外だった点
・次にどう改善するか
これを一緒に振り返ることで、本人の中に”判断基準”が蓄積されていきます
右腕は、一気に育つものではありません
任せる→やっている→振り返る
このサイクルを地道に繰り返すことで、少しずつ社長思考に近づきます
任せることは「信頼」ではなく「仕組み」
「右腕にしたい人を信頼して任せる」
もちろん大切ですが、それだけでは不十分です
・任せる範囲
・判断基準
・報告の仕組み
・振り返りの場
これが揃って初めて、人は安心して力を発揮できます
社長の右腕は”適性”だけで育つのではなく、環境を整えることで育つのです

