新入社員に定着率を上げるオンボーディング設計

株式会社のびしろ経営

「せっかく採用したのに、すぐ辞めてしまう…」
そんな悩みを抱える中小企業は少なくありません
採用よりも難しいのが、定着です
しかし、入社後の受け入れ方を仕組み化することで、早期離職は大きく減らせます
今回は、新入社員をスムーズにチームに馴染ませる「オンボーディング設計」のポイントを紹介します
入社初日から「安心感」を与える
最初に数日は、新入社員にとって不安の連続です
仕事よりも、まず「この会社でやっていけそう」と感じてもらうことが大切です
・デスクやPCなどの準備を万全にしておく
・1日のスケジュールを事前に伝える
・担当者やチームメンバーを紹介する
”最初の印象”が安心につながると、その後の吸収スピードも格段に上がります
最初の1ヵ月は「関係構築」に集中する
多くの企業では、入社早々に実務を任せがちです
しかし、新入社員が最初に身につけるべきはスキルではなく、社内の関係性です
・週1のランチミーティングで雑談の場をつくる
・先輩社員がメンターとしてサポートする
・小さな成功体験を意図的につくる
この期間に「困ったときに相談できる相手」ができると、定着率は大きく変わります
3か月目からは「自立支援」に切り替える
最初のサポート体制を長く続ける過ぎると、依存を生みます
3ヵ月目以降は、少しずつ自走を促すフェーズに移行しましょう
・目標を自分で設定させる
・業務改善の提案を任せてみる
・振返り面談では「指摘」より「質問」を重視
「任されている」と感じることで、仕事への主体性が生まれます
定着のカギは”評価”ではななく”認知”
多くの経営者が「評価制度と整えること」が定着につながると考えいますが、
実際には、”日頃の小さな認知”(気づいている・見ている)に積み重ねが重要です
・「ありがとう」「助かった」の声かけを増やす
・成果だけではなく努力のプロセスも称える
・目に見えない貢献を言葉で伝える
人は”評価”より”承認”で動きます
これがオンボーディング成功の本質です
定着率を仕組みで測る
最後に、オンボーディングを属人的にせず、仕組み化しましょう
・入社3か月、6ヵ月のアンケートを定期実施
・面談記録をデータで共有
・定着率の推移を毎年確認
こうして振り返ることで、どこに課題があるのかを可視化できます
採用・教育・マネジメントが連動し、定着の”再現性”が高まります


