「辞める人が出た」ときに経営者が最初にすべきこと

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株式会社のびしろ経営

「突然、辞めたいと言われた」

「大事にしていた社員が退職を申し出た」

「また人が続かない…、どうすればいいのか」

そんな経験は、経営者なら一度はあるのではないでしょうか

退職が続くと、「何が悪いんだろう」と自分を責めたり、

「また採用からか…」と落胆したり

ですが、実は”辞める”というできごとには、会社の成長のヒントが隠れています

大切なのは「ショックを受けること」ではなく、「正しく受け止めること」です

最初にやるべきは”原因を探す”ではない

多くの経営者が最初にしてしまうのが、

「なぜ辞めたのか」を分析することです

もちろん、それも大切

ですが、もっと先にやるべきことは“気持ちの整理”です

退職が起こると、経営者の心の中には必ず「痛み」が生まれます

そのまま焦って動くと、

・感情的に他の社員に伝えてしまう

・防衛的に仕組みを変えてしまう

・「もう人に期待しない」と決めてしまう

というように、会社に“冷え”をつくってしまいます

まずは深呼吸して、次の3つを自問してみてください

1.この人がいたことで、会社にどんなプラスがあったか

2.この退職で、自分は何を感じたか

3.このできごとから、どんな学びを得られるだろうか

本人との”最後の対話”を大切にする

辞める人との面談を「引き止め」や「意思確認の場」にしてしまうのはもったいないです

本当に価値があるのは、

「この会社で過ごした時間を、本人がどう感じていたか」

「何が良くて、何が足りなかったのか」

を穏やかに聞き取ることです

これが会社の文化の”鏡”になります

辞める人ほど、会社を客観的に見ています

この声を冷静に聞けるかどうかで、次の成長速度が変わります

残ったメンバーへの伝え方が未来を変える

退職が起きたとき、社員が一番気にするのは「何があったのか」よりも、

「経営者がどう受け止めたか」です

ここでネガティブな雰囲気を出してしまうと、

「この会社、やばいのかな」と不安が広がります

逆に、こんな伝え方をすれば安心感が生まれます

「〇〇さんが次のステージに進むことを応援しています

ここまで一緒にやってくれたことに感謝しています。

この経験を次に活かせるよう、みんなで仕組みを見直していこう」

ポイントは、“感情ではなく感謝で締める”ことです

経営者の落ち着いた姿勢が、組織の信頼感を守ります

仕組みとして“辞めても育つ会社”をつくる

最後に見直したいのが、「人が辞めても機能する仕組み」があるかどうか

・業務が属人化していないか

・引き継ぎやマニュアルが整っているか

・チームで仕事を回す文化があるか

人が辞めることは避けられません

だからこそ、辞めても止まらない会社が強いのです

退職は、会社が変わるチャンス

辞める人が出たとき、

「ショック」よりも「気づき」に目を向けられる経営者は、

次のフェーズに進むことができます

退職は終わりではなく、会社の成長の転換点

人が辞めても信頼が残る会社は、

必ず“次の人”が入りたくなる会社になります