資金繰りが苦しい会社が、最初に見直す固定費

株式会社のびしろ経営

「売上はなんとかあるのに、現金が減っていく」
「資金ショート寸前、どこを削ればいいのか分からない」
そんな状態に陥ったとき、真っ先に着手すべきなのが「固定費の見直し」です。
固定費は、毎月会社の体力を確実に奪っていきます。
ただし、やみくもに削ればよいわけではありません。
今回は、資金繰りが苦しいときに見直すべき「優先度の高い固定費」と、その判断のポイントをお伝えします。
まず押さえるべき、固定費の全体像
固定費とは、「売上に関係なく、毎月かかる費用」のこと。
例)
・人件費(給料・社会保険)
・家賃・共益費
・リース代・レンタル費
・保守契約・月額ソフト利用料
・通信費・電気代
・交際費・車両費・広告費(定期契約)
これらをリストアップし、「月額固定費一覧」をつくることからスタートです。
固定費見直しの優先順位(5つのステップ)
ステップ1 今なくても困らないサービスを切る
例)使っていないクラウドツール、有料メルマガ、成果の見えない外注業務など
→月3,000円でも、年間で36,000円。
チリツモ固定費を洗い出しましょう
ステップ2 使用頻度が低いものを「変動費化」できないか?
例)提起契約している広告やデザイン外注
→毎月契約を、必要なときのスポット依頼に切り替えられないか?
ステップ3 リース・保守・契約の「自動更新」を見直す
機器の保守契約や、月額ライセンスなど、
「惰性で続いている契約」は意外と多いもの
契約更新前に、再交渉・解約の余地があるかを確認する。
ステップ4 家賃や通信費の再交渉
固定費の中でも大きなウエイトを占める「家賃」。
地域相場や稼働率によっては、移転の選択肢も。
また、通信費や電話回線のプラン見直しでも、月に数千円は変わります。
ステップ5 人件費の「将来設計」を見直す
社員の解雇や給与カットは最終手段ですが、
・一時的な賞与の調整
・役員報酬の減額
・業務の外注化(変動費化)
など、「長期的に持続可能な人件費設計」に転換する必要がある場合もあります。
見直しのポイントは「緊急性 × 影響度」
すべてを一気に削る必要はありません。
以下のマトリクスで優先順位をつけると、判断がしやすくなります。
支出額が大きい | 支出額が小さい | |
不要・効果薄い | ◎ 即カット | ○ 見直す |
必要・効果ある | △ 慎重に検討 | ◎ 維持 or 交渉 |
のびしろ経営の支援事例
C社では、毎月固定費が500万円かかっており、資金繰りがひっ迫。
・月2万円のサブスク契約を3件カット
・使用頻度の低い車両1台を売却
・業務委託の一部を単発依頼に切り替え
・使用中のSaaSを月額から年払いに変更(総額15%ダウン)
これらを実施することで、年間150万円の固定費削減を実現しました。
固定費は「じわじわ会社を苦しめる」
資金繰りが苦しいときには、「売上を増やす」のと同時に、まず「出ていくお金を減らす」こと。
特に、固定費は気づかないうちに、利益を食い続けている存在です。
のびしろ経営では、固定費診断や、月額コストの洗い出しをしながら、「数字に強い社長」への変化をサポートしています。