借入が怖くなくなる!社長のための資金調達の基本

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株式会社のびしろ経営

「借金はできるだけしたくない」

「借りるのは最後の手段だと思っている」

多くの中小企業の社長が、そう考えています。

もちろん、無計画な借入はリスクになります。

しかし、借入を上手く活用できる社長こそ、会社を成長させるチャンスをつかめるのも事実です。

今回は、借入に対する「恐怖心」を乗り越え、経営の選択肢を広げるための、資金調達の基本をお伝えします。

なぜ「借金 = 悪」だと思ってしまうのか?

日本では昔から「借金 = 悪」という価値観が根強く残っています。

個人の借金(消費的な借入)と、経営のための投資的な借入をごっちゃにしてしまうことが原因だと思います。

「お金を借りる = 危ないこと」と思い込んでしまいがちなのです。

でも、経営における借入は、会社を未来に進めるための投資資金の調達です。

設備投資、採用、販促、商品開発、などなど・・・

すべてには「先にお金が必要」であり、借入はその「時間差」を埋めるための手段なのです。

借入が「怖い」と感じる3つの理由と対策

1.「返せるか不安」

→対策:月々の返済額を「利益」から逆算する

例えば、毎月10万円の利益しか出ていないのに、15万円返済する借入をしたら、当然、苦しくなります。

だからこそ「いくら借りられるか」ではなく、「いくら返せるか」を基準に借入設計をする必要があります。

2.「銀行との付き合い方がわからない」

→対策:借りる前から「情報提供」をしておく

決算書や経営計画、試算表を定期的に提出することで、銀行との信頼関係が築けます。

「困ったときだけ相談する」ではなく、日常的な報連相が借りやすさを左右します。

3・「借入の目的があいまい」

→対策」資金の使い道と回収の見通しを明確にする

・何に使うか(例:採用、広告、仕入れなど)

・いつまでに効果が出るか(例:半年で売上〇円増加)

・どのように回収するか(利益)

この3点が明確であれば、借入はむしろ「前向きな経営判断」になります。

銀行が見ているポイントはここ!

銀行は「返済できるか?」を判断するために、以下の点を見ています。

・過去3期分の決算書(財務体力と収益力)

・現在の借入残高と月々の返済状況

・今後の資金計画(使い道と回収の根拠)

・社長の経営姿勢と報告習慣

特に小さな会社では、社長の人柄と説明力が融資の可否に大きく影響します。

だからこそ、普段から「数字を語れる」ことが重要なのです。

「借りたくない」より、「借りられない」が怖い

本当に経営が苦しくなったとき、「借りたいのに、借りられない」状態が、最も避けたいことです。

そのときになって、慌てて銀行に駆け込んでも、融資は下りません。

大切なのは、資金繰りが安定しているときに「未来への投資」として借入を計画することです。

借入は「リスク」ではなく「戦略」

借入に対する不安を乗り越えれば、経営の視野は大きく広がります。

必要なときに、必要なだけ、戦略的にお金を調達できる会社は、チャンスを逃しません。

のびしろ経営では、借入設計・銀行交渉・資金計画まで、社長と一緒に伴走しています。

「怖い」から「使いこなす」へ、その一歩を踏み出してみませんか?