社長が不在でも会社が動く!経営の「型」づくりとは?

株式会社のびしろ経営
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「自分が指示しないと、何も回らない」
「数日会社を空けるだけで、不安になる」
そんな状態に心当たりがある社長もいるのではないでしょうか?
多くの中小企業は、社長が指示・判断・行動のほとんどをやってしまっています。
ですが、それでは会社がいつまでたっても「社長依存型」の経営から抜け出せません。
本当に強い会社とは、社長が不在でも動ける「経営の型」がある会社です。
今回は、その「経営の型」をどうつくるのか?
その考え方と実践法を解説します。
「経営の型」とは何か? なぜ必要なのか?
ここでいう「経営の型」とは、
「社長がいなくても判断と行動ができるようになる、会社の仕組み」
を意味します。
例えば
・定例会議の運営ルール
・業務フローとマニュアル
・評価や報告のサイクル
・数値目標と進捗管理の仕組み
などが該当します。
つまり、「社長が説明しなくても会社が動く状態」をつくることです。
「社長の属人的経営」から「仕組み経営」へ
中小企業の多くは、つぎのような「属人性の高い経営」に陥りがちです。
・判断はすべて社長が下す
・顧客対応は経験と勘に頼っている
・新人教育は「できる人」が気まぐれにやっている
・会議や報告がバラバラで、情報がブラックボックス化している
この状態を続けると、社員が育たず、社長が疲弊して、会社の成長も止まります。
だからこそ、「仕組み経営=会社運営の仕組み化」が必要なのです。
「経営の型」づくりの3ステップ
では、どうやって「型」をつくるのか?
つぎの3ステップで段階的に進めていきましょう!
〇ステップ1:「繰り返し業務」を洗い出す
まずは、「社内で繰り返しやる業務」に注目します。
例えば
・見積りの出し方
・お客様対応のフロー
・会議の内容と頻度
・売上や利益の報告方法
毎月、毎週、毎日やっていることは、「仕組み」にしやすい領域です。
〇ステップ2:「誰が、いつ、どうやるのか」を決める
業務に対しえ、「リーダー、実施時期、やり方」の3点を整理します。
例えば
・毎週月曜日の朝礼で、担当者が売上を発表
・月末にマネージャーが1か月の業績を集計し資料で報告
・営業活動の報告はスプレッドシートに入力
このように、「担当とルール」を明確にするだけで、属人性が減り、仕組み化が進みます。
〇ステップ3:「見える化」して共有する
つくった「型」は、言語化・文章化して「全員が見ることができる場所」に置きます。
・壁に掲示する
・社内チャットや共有フォルダに置く
・朝礼や会議で繰り返し読み上げる
「共有」して、はじめて「型」になるという意識が重要です。
社長がいない日が、社員を育てる
「社長がいないと仕事が止まる」という状態から、
「社長がいないからこそ、社員が考える」という状態へ。
その第一歩が、社長自身がいなくても社員が動くような「型」をつくる覚悟です。
のびしろ経営では、業務フローや数値管理、会議設計など、「経営の型」づくりを支援しています。
少しずつ、でも確実に、自走する会社づくりをはじめてみませんか?