金利のある時代に突入!
株式会社のびしろ経営
私が、元金融機関出身ということもあり、資金調達に関するご相談を頂くことが多いです。
今回は、最近の金融機関の動向について少しお話しします。
昨年秋口ごろから、金融機関の融資に対する姿勢に変化が出てきています。
主に次の3つになります。
・審査が丁寧になった
・金利が上昇傾向
・取引条件が変わった
審査が丁寧になった
これまでよりも、しっかりと審査をするようになってきたと思います。
つまり、審査が厳しくなったということです。
これまでは、制度融資の要件に当てはまるかどうかや、収益状況を見ていた気がします。
最近は、事業の内容や状況、資金の使い道、返済原資である利益について丁寧に確認しています。
経営者は、決算書などの書類を提出するだけでなく、今後の事業展開について丁寧な説明ができるようにしておきましょう。
金利が上昇傾向
昨年の利上げを契機に、今後の金利は一般的に上昇が予想されています。
地域差はありますが、ここ半年は、提示される金利も高くなってきています。
来年、再来年と資金調達の予定がある場合は、可能であれば前倒しで資金調達をするのも選択肢かも知れません。
取引条件が変わった
これが、最近の特徴です。
これまで、固定金利を提示されることが多かったのですが、最近は変動金利の提案が増えました。
年末年始からは、ほとんど変動金利の提案です。
そして、固定金利との金利差がすこし大きくなってきています。
変動金利を提案する、固定と変動の金利差が広がるということは、金融機関自体も金利の上昇を予測している可能性があります。
借入をする際には、このあたりの動向も踏まえた上で進めていく必要がありそうです。
みなさんの会社はいかがでしょうか?
事業拡大には、資金調達も重要な要素です。
厳しさを増す経営環境の変化の中で、有意義な資金調達で事業拡大していきましょう!