2024年の大きな経営環境の変化

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株式会社のびしろ経営

12月に入り、2024年ももうすぐ終わりますね。
今年もまた、変化の大きな一年だったと振り返ります。

事業をしていく上で、経営環境の変化には目配せが欠かせません。
そこで、わたしなりに2024年の経営環境の大きな変化「best3」を選んでみました。

為替
採用環境
銀行の融資

順番に振り返っていきます。

為替(円安)

2024年のはじめは、1ドル~141.83円からはじまりました。
日本と米国の金利差が拡大したことで、大きく円安が進みましたね。
4月には1ドルが160円台になりました。
また、変動の大きさが大きかったことも特徴です。

近年の経済情勢は、ものごとが短期間で大きく変化する特徴があります。
来年以降も、注視する必要がありそうですね。

採用環境の変化

コロナ禍に入る数年前から、中小企業にとって採用が難しくなっている感じがありました。
今年に入り、一気に採用環境が変わった実感があります。
人手不足は、メディアで報道されているように深刻な問題です。
加えて、採用自体の質が変わった気がします。応募者が高齢化している、優秀な人材はハイクラス転職のエージェントを使う人が増えた、会社も働く人もミスマッチを起こしやすい状況となっているなど・・・。
また、毎年の賃金や社会保険の上昇などを考えると、中小企業にとって採用のあり方自体を見直さなければいけない状況になってきています。
来年以降は、採用と人材教育のあり方を、真剣に見直していく必要がありそうですね。

銀行の融資

最後に、銀行の融資姿勢も変わったと感じています。
昨年までは、コロナ禍の影響や配慮がありました。
しかし、銀行もビジネスですから、無限にお金を供給するわけではありません。
今年は、会社がしっかりと利益を出しているのか、事業運営にどのような資金の使い方をするのかなどをしっかりと見るようになりました。
融資額や取引条件も、昨年までと比べて厳しくなってきています。
また、今後は金利の上昇も考えられるため、中小企業にとっては資金調達も重要な課題となるでしょう。

以上が、私が選んだ、中小企業経営に関係する大きな経営環境の変化best3です。

来年も、よい年にするために、経営環境の変化にも気を配りましょう!