小さな会社の中期経営計画⑥~売上計画を考える~

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株式会社のびしろ経営

前回までは、経営の数値計画をたてる準備についてお話ししました。

ここまで準備したら、いよいよ数値計画をつくることができます。
数値計画をつくる順序は、①売上計画、②人員計画、③経費計画、④設備投資計画、⑤資金計画の順で行います。

今回は、中期経営計画の売上計画についてお話しします。

売上計画の立て方は次の3ステップで考えます。
① 5年後の売上目標を設定する
② 逆算思考で各年度の売上目標を設定する
③ なにをすれば、売上目標を達成できるかを考える

ひとつずつ見ていきましょう!

5年後の売上目標を設定する

まず、全社の5年後の売上目標を仮でもいいので設定しましょう。
つくり始める時点では、あくまで願望でもよいので設定します。

次に、売上を色分けした「売上分類」ごとに5年後の売上目標を設定します。
このときに、どの売上分類に注力するのが、会社にとってより最適なのかを考えながら目標設定します。
できれば、売上分類にしっかりと優先順位をつけるようにしましょう!

逆算思考で各年度の売上目標を設定する

全社売上と売上分類ごとの5年後の売上目標を設定したら、つぎは売上分類ごとに各年度の売上目標を設定していきます。

売上分類ごとに1年目から5年目までの売上目標を設定します。
つくりながら全体の売上計画を見て、売上分類ごとの売上目標といったりきたりしながら考えます。

売上目標を達成するためになにが必要かを考える

5年後まで、各年度ごとの売上目標が決まったら、目標達成するために必要なことを考えます。

何をすれば売上目標を達成できるのか。
売上目標を達成するためには、なにをしなければいけないのか。
どんなハードルを乗り越えたら達成できるのか。
なにができるようになったら、なにを用意したら目標達成できるのか。

視野を広くして、とにかく目標達成に必要なことを洗い出します。

中期経営計画で大切なことは、
① 経営・事業の大きな方向性を決めること
② 目標を設定すること
③ 目標達成に必要なテーマ・課題を明確にする
この3つが重要なことです。

みなさんも、ご自身の会社の未来を売上計画と共に考えてみましょう!
次回は、人員計画についてお話しします。

のびしろ経営では、中期経営計画を立案するお手伝いをしています。ご興味のある方は、当社のセミナーやコンサルティングをご活用ください!