離職率が高い会社に共通する落とし穴とは

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株式会社のびしろ経営

社長、すこしお話があるのですが…(退職)

せっかく育った社員が、これからというときに辞めてしまう…

雰囲気は悪くないはずなのに、なぜ定着しないのか分からない

そうした、人材の定着に悩む社長は多くいます

そして、離職が続く会社には、実は共通する落とし穴があります

今日は、20人以下の中小企業が陥りやすい離職の要因と、改善のヒントをお伝えします

成長実感がない

人が辞める最大の理由は、給与や待遇よりも

「この会社にいて、自分は成長できるのか?」という問いへの不安です

・ルーティンばかりで、新しいことに挑戦できない

・できるようになっても、評価されない

・自分の仕事が誰の役に立っているのかが見えない

こうした環境では、特に若手社員は離れていきます

(対策)

・3か月ごとの目標・役割を明文化し、定期的に振り返る

・スキルアップの機会(研修や勉強会)を定期開催する

・「ありがとう」を可視化するフィードバックをつくる

※人は「成長実感がある場」にとどまります

業務が属人化している

よくあるのが、「あの人しかできない仕事」が多すぎて、

負担が偏ったり、新人が育ちにくい状況になっているケース

・マニュアルがない

・口頭での指示が多く、ミスが増える

・教育が「背中を見て覚えろ」スタイル

このような状態では、新人は孤独感や不安を抱えやすく、

せっかく入社しても、短期間で辞めてしまいます

(対策)

・属人化している業務の標準化を進める

・教育担当やサポーター制度を設けて、安心感を確保する

・「聞いても大丈夫」と思える心理的安全性を確保する

※教えられる仕組みがあると、人は育ちやすく、定着しやすくなります

「理念や価値観」が共有されていない

仕事のやりがいや放棄宇世は、「共通の価値観」によって生まれます

・なぜこの会社は存在しているのか

・誰のどんな未来のために働いているのか

・どんな働き方、あり方を大切にしているのか

これが共有されていないと、「やる意味」を見失い、離職につながりやすくなります

(対策)

・経営理念やバリューを言語化し、毎週1回は言葉にして伝える

・社内ミーティングで、その行動はうちの理念に沿っていたかを問いかける

・行動指針をポスターや手帳、日報などにちりばめる

※共通の価値観があると、人はブレずに残り続けます

人が辞めない会社はつくれるはず

離職の高さは、業界のせいでも、世代のせいでもありません

仕組みと言葉で改善できます

・成長実感

・教育の仕組み

・共通の価値観

この3つがそろえば、会社は辞めたくない場所に変わっていきます

のびしろ経営では、中小企業に合った定着率を高める仕組みづくり、理念設計と教育制度などを支援しています