経営が上手くいかない会社に共通する「3つの共通点」とは?

株式会社のびしろ経営

「頑張っているのに、なぜか業績が伸びない」
「社員もいるし、商品力もあるはずなのに結果が出ない」
「何から改善すればいいのかわからない」
こうした悩みを抱える社長の相談を受けてきた中で、経営が上手くいっていない会社には「ある共通点」があると感じています。
今回は、業種や規模に関係なく、多くの企業に見られる「経営が停滞してしまう3つの共通点」と、その打開策についてお伝えします。
共通点① 現状把握ができていない
意外に多いのが、「自社の現状が正確に見えていない」ケースです。
・売上は分かっているけど、粗利が見えていない
・経費の内訳がざっくりで、ムダが放置されている
・どの事業・商品が儲かっているのか不明
こうした状態では、打ち手を間違え、逆に経営が悪化することも。
<改善のヒント>
まずは「現状を数字で見える化すること」
売上・粗利・固定費・事業別採算など、感覚でなく数字で経営を見る習慣をつくりましょう。
共通点② 社長が「プレイヤー」から抜けられない
現場の仕事を誰よりも理解し、手も早く、気配りもできる。
だから、社長が最前線に立ち続けている。
その結果
・組織が育たない
・社長が休めない
・経営の意思決定が後回しになる
という悪循環に陥っている会社が非常に多いです。
<改善のヒント>
「社長がやらないと回らない」を「社長がいなくても回る」に変えるために、業務の見える化・権限委譲・仕組み化が不可欠です。
共通点③ 中長期の視点が抜けている
今日の売上、今月の支払い・・・これらに意識が集中しすぎると、
「半年後に、どうなっていたいか」
「3年後にどんな会社にしたいか」
といった、未来をつくる視点が抜け落ちてしまいます。
その結果、目の前の対応に追われ、戦略的な成長投資や改善ができなくなります。
<改善のヒント>
まずは、「90日後にどうなっていたいか」からはじめましょう。
年単位でなくてもよいので、「未来の理想 → 今やるべきこと」の逆算で動くと、視野と打ち手が大きく変わります。
うまくいっている会社の「逆の特徴」は?
上手くいっている会社は、次の特徴を持っています
・数字で現状を把握し、課題が見えている
・社長が「現場をつくる人」から「仕組みをつくる人」にシフトしている
・将来を描きながら、今やるべきことに集中している
つまり、「数字・仕組み・未来」の3点が揃っているのです。
経営の「つまずき」は ”型” で解消できる
上手くいかない理由は、必ず構造の中にあります。
感覚や性格の問題ではありません。
だからこそ、型を見直せば、会社は必ず変わります。
のびしろ経営では、数字の見える化、仕組みの整備、目標設計まで、「上手くいく型」を一緒につくる伴走支援を行っています。
「うまくいっていない理由がわかならい」
そう思ったら、まずは ”この3つ” をチェックしてみて下さい。