顧客は目の前の買ってくれる顧客だけ?

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株式会社のびしろ経営

今回は、顧客に対する価値提供についてお話しします。
事業は、商品やサービスを販売して収益をつくります。もちろん、買ってくれる人が顧客です。
顧客にとって価値があるから買ってくれるわけで、買ってもらうために顧客にとっての価値を考えるのが商売です。

さて、顧客に買ってもらうための「顧客にとっての価値」とは何でしょうか?
買ってくれる顧客は何に価値を感じるのでしょうか?
商品やサービス自体の価値でしょうか?
他にも価値が?

顧客の先に、間接的に顧客がいるかもしれないという視点はどうでしょうか?
例えば、お誕生日ケーキ。
自分のお誕生日を、一人で祝うために買うケーキは、買った顧客自身が価値を消費して終わります。この場合は、買った本人が価値を感じるような商品だけを考えればいいですよね。

一方で、誰かの誕生日をお祝いするためのケーキを買う場合、買った顧客だけでなくその先にいるお誕生日のご家族や知人友人が価値を感じてくれる商品が必要です。
この場合には、商品自体の価値も重要ですが、お誕生日の人が喜ばせたいと買ってくれる顧客に満足して価値を感じてもらうことも重要となります。
つまり、商品自体の価値だけでなく、購入者の問題解決も価値に加わってきます。
例えば、明日が誕生日で間に合わないかもと悩んでいる顧客であれば、即納できることが付加価値になります。

こんな感じで、商品やサービスだけでなく、価値提供と考えるとビジネスの考え方に広がりが出てくるのではないでしょうか。

あなたの会社の価値提供はまだまだ広がりますか?