小さな会社の中期経営計画⑦～売上目標を達成するための人員計画～

前回は売上計画のお話をしました。

売上計画が決まったら、次は人員計画です。
ここから先の、人員計画や経費計画などは、売上計画を実現するために必要なことを用意するイメージで考えます。

今回お話しする人員計画では、売上計画を実現するために、どのような人材が、いつごろ何人いないといけないのかについて考えます。

いつごろ、どんな人材が、何人いないといけない？

人員計画を考えるときには、社員をいくつかに分けて考えるようにしましょう。
例えば、正社員とパート、事業別、職種別などです。
必要な人材は、人数だけいればいいということではないと思います。
ですから、どんな人材がいつまでに何人いなければいけないかを具体的に考えます。

必要な人材の採用時期は？

次に、どんな人材をいつ頃までに何人採用するかを決めます。
このときに注意したいことは、採用してもすぐには戦力にならないという視点です。
どんな優秀な人材でも、会社が変わればやり方もかわるし、文化も違います。ある程度の準備期間や教育期間がなければ活躍することが難しいです。
採用計画は、必要となる時期から教育期間を逆算して設定するようにしましょう。

人件費はどれくらいかかる？

採用計画が決まったら、人数に応じた人件費を決めていきます。

こうしたことを、売上計画と見比べながら具体化していきましょう！

まとめると、人員計画は売上計画と見比べながら次のことを具体化していきます。
① 必要な人材を具体化する
② いつまでにいなければいけないかを考える
③ 採用時期を考える
④ 人数に応じた人件費を計算する

ここまでつくると、会社の未来が少しずつ形づくられてきましたね。
次回は、経費計画についてお話しします。

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