小さな会社の中期経営計画の心得③~経営に大事な3つの要素~

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株式会社のびしろ経営

前回は、獲得した収益を、事業目的を実現するためにどのように再投資していくかについてお話ししました。
収益の追求が、経営の大事な目的の一つというお話に関連したお話しでした。

もう一つ収益の追求をする上で大事なお話をします。
それは、経営に大事な3つの要素『利益、事業目的、倫理』です。
事業目的は事業活動の中で、社会や顧客、社員に受け入れられてこそ実現に近づいていくものだからです。

今回は、経営をしていく上で重要な倫理観についてお話しします。

経営は事業目的と収益の両方を意識しながら進めていくことが重要です。

自動車に例えると、事業目的(経営理念やビジョン、経営方針)は方向性を制御するハンドルの役割と言えます。

収益は、稼働力や前に進む力として、アクセルを踏んでエンジンを動かすガソリンの役割と言えます。

ハンドルとエンジンだけの車に乗ることを想像してみてください。
すこし、自分が乗る乗り物としては怖さを感じますよね。

スピードをコントロールする、止まるためのブレーキがないと危険な乗り物になります。
経営者は時として、「倫理」というブレーキを踏みながら経営をしていく必要があります。
この倫理が欠けてしまうと、会社は間違った方向にすすみ、突っ込んでいきます。

これをやったら儲かるんじゃないか
これくらいやっても問題ないだろう
だれも気付かない(バレない)だろう

これが思わぬ失敗を生み出します・・・。

昔から、度々企業の不祥事がニュースで取り上げられます。
不祥事を起こせば、せっかくこれまで積み上げてきたものが一瞬で崩れて、苦境に立たされ倒産することもあります。
また、倫理にかけた経営をしていると、社員や顧客、社会から見放されることがあります。
実際に私が見てきた会社の中にも、倫理に欠けることをやってしまう経営者もいました。
今は問題になっていないという状況もありましたが、やがて問題につながり大変な目にあうことになった経営者もいます。

そんな経営者を見るときに知るのですが、問題を起こしてから気づくことが多いようです。
間違った経営判断をしないためにも倫理感を持って経営していきたいものです。

のびしろ経営では、経営計画の立案と、計画の進捗確認を主な支援サービスとして提供しています。ご興味のある方は、当社のセミナーやコンサルティングをご活用ください。