今のステージは? 成長?経営改善?再生?
株式会社のびしろ経営
コロナ禍に入る前は、国内の倒産件数が減少していましたが、最近は、倒産件数が徐々に増加しているようです。
特に、新型コロナウィルス関連倒産の増加は目に見えて増加しています。
倒産理由は、コロナ関連融資で据え置き期間が終了し、返済が開始する時期に差し掛かり、返済資金が確保できずに事業継続を断念する会社が増えているそうです。
人手不足や資材料価格の高騰、不透明な事業環境も要因のようです。
今回は、現在の会社の状態を少しチェックするお話をします。
私たちが経営支援を行う中で、「成長支援」「経営改善支援」「再生支援」「廃業支援」という言葉をよく使います。
会社の状況に応じて、4つのテーマに分けられます。
それぞれのテーマが、どのような状態を指し、何を目的に取り組むべきなのかについて説明していきます。
成長支援について
成長支援は、BSは資産超過で問題がなく、PLは借入金の返済に十分な利益が出ている状態です。
会社成長や、前向きな事業承継を目的に取り組みます。
経営改善支援について
経営改善支援は、BSは資産超過で資金的に問題はないが、PLは借入金の返済に十分な利益が出せていない状態です。
返済能力が足りていないため、これから問題が発生する可能性があります。
早期に借入金の返済額を上回る利益を出せるようにする目的で経営改善に取り組みます。
再生支援について
再生支援は、BSは債務超過で資金的な問題が生じているが、PLは返済可能な利益を出すことができている状態です。
債務を減らして資金的に健全な状態をつくり、返済負担に負けない利益を出し続ける会社にすることを目的に取り組みます。
廃業支援について
BSは債務超過で資金的に問題が生じ、PLは返済に十分な利益が出せず見通しが立たない状態です。
できるだけ社長個人の人生において状況が悪化しないように廃業に向けて取り組みます。
銀行などが中小企業を見るときにも、同じような見方をします。
みなさんの会社は、どのテーマに当てはまりますか?
一度立ち止まって、自分の会社の状況を確認した上で、どのような状態を目指して取り組むべきかを考えてみましょう。
厳しい経営環境の中で、経営を続けていくために、できるだけ早く気づいて対策することが大事です。
のびしろ経営では、資金力を高める財務力の強化や収益性の向上を目指した取り組みを支援しています。気になる方は、当社のセミナーやコンサルティングを活用してみてはいかがでしょうか。