経営計画をつくっても実行されない理由

株式会社のびしろ経営

せっかく時間をかけて経営計画をつくったのに、社内で実行されない・・・。
多くの会社で起こる“あるある”話ではないでしょうか?
その原因は、経営計画が社長の頭の中だけにあり、社員にしっかりと落とし込まれないことがとても多いです。
なぜ、経営計画をつくっても機能しないのでしょうか?
原因① 社員に「自分ごと」として伝わっていない
経営計画は、数字や行動の目標がならんでいるだけでは意味がありません。
社員にとって「その計画が、自分の仕事とどう関係があるのか?」が腹落ちしなければ、行動につながらないのです。
例えば、売上1億円を目指すといっても、社員にとってはピンと来ていないのです。
「自分の担当業務で、何を、いつまでに、どうすればよいのか」
自分と、目標との間をつなげて考えることができるように落とし込む必要があります。
原因② 目標があるが、実行される仕組みがない
計画で目標が示されていても、行動を促す仕組みがなければ、絵に描いた餅になります。
例えば、定期的な数値確認や進捗確認の場や、目標に基づいた日々のタスク設定、フィードバックのサイクルが必要です。
経営計画を社内で活かすには、「計画をPDCAが回るサイクルをつくり、運用する仕組み」が不可欠です。
対策:日々の業務に落とし込む
ポイントは2つです。
- 社員に伝えるときに自分ごとになるように伝える
計画の意図を、チームや個人に「自分ごと化」できるように具体的にする。
例えば、「粗利益を上げる⇒値引きをしないで販売できるか考える」といった具合です。
- 計画を具体的に日常業務の行動に結びつける
朝礼・週報・会議など、社員の行動の中まで、経営計画を自然に組み込む仕掛けをつくる
小さなPDCAでも、定着すれば成果に結びつきます。
経営計画は「使ってはじめて価値がある」
社長の頭の中にある経営戦略を、社員が動けるレベルまで「見える化」して、「回る仕組み」に乗せる。
この2つが揃って、はじめて経営計画は道しるべになります。
のびしろ経営では、経営計画づくりと合わせて、その「運用の仕組み」まで伴走支援しています。
もし、「うちの会社も、計画が動かない」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。