小さな会社の中期経営計画⑤~売上を色分けする~

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株式会社のびしろ経営

前回は、経営の数値計画をつくる準備として、変動費と固定費を確認しましょうというお話をしました。

もう一つ準備することがあります。
それは、売上の内訳を分けて考えることです。
売上といっても、その中身を見るといろいろなものがあるはずです。
※1商品だけしかない場合は例外です。

事業ごと、商品・サービスごと、営業所ごと、販路ごと、顧客ごとなど・・・。
当社では、売上を色分けしたものを「売上分類」と呼んでいます。

売上の中身をいくつかに色分けする理由は、戦略を立てるためです。
色分けした売上の中には、売上をつくりやすいもの、つくりにくいもの、利益を出しやすいもの、出しにくいもの、2種類あるから相乗効果を発揮するものなど、いろいろな要素があります。

売上を色分けして、並べてみることでどのような事業展開をしていくべきかのイメージをつくりやすくなります。

どの売上分類を伸ばしていくべきかを考えれば、何に力を入れるべきかが分かります。
5年間の間に、新しい売上をつくらなければ、この売上は必要ないからやめてしまおうとか・・・。

こうしたことを考えながら、中期5年間の事業展開(経営戦略)をイメージします。

売上計画の準備として、3つのことをやりましょう!
「売上の内訳を色分けする」
「色分けした売上分類ごとに売上と変動費を集計する」
「売上分類を並べて、経営戦略を考える」

ここまで準備して、いよいよ経営の数値計画を立てる準備が整います。
売上を分類して、分類ごとに売上と変動費を集計する作業の中で、いろいろな気づきが出てくることが多いです。
ぜひ、一度やってみましょう!

のびしろ経営では、経営計画をつくるお手伝いを得意として、20人以下の中小企業の経営をご支援させていただいています。ご興味のある方は、当社のセミナーやコンサルティングをぜひご活用ください!